1993年イベント参加記録


1993年01月31日

名古屋パソケット23

 アメリカ帰りのパソケ(?)である。時差ボケと戦う‥‥、などということはまるでなく(同人人間に時差ボケはない)、何も変わらずいつものようにパソケに参加した。
 売り子はNT−3、FANKABE。新作は無し。名古屋初売りの『SSC2』をデモ!


1993年02月28日

名古屋パソケット24

 売り子はNT−3。新作は無し。
 ほとんど投げやり。もうどうにでもしてくれっ、というパソケだった。88はもうダメかなぁ〜。


1993年03月21日

大阪パソケット21

 売り子はNT−3。久々の新作音楽集、『夜明けのメリーゴーランド』発売。
 が、ここでも確実に88ユーザーのパワーが落ちてきていることを実感。たのむ、夏までは〜。


1993年04月04日

名古屋パソケット25

 売り子はNT−3、あつまろ、FANKABE。新作は無し。
 98DO+を持ち込み、デモをしていた。で、ちらっとだけ、新作RPG『ウィンディーネ』の開発途上版を動作させたところ、なかな好評。これはいける!スタッフはそう確信したのだが‥‥。


1993年05月18日

名古屋パソケット26

 売り子はNT−3、あつまろ。新作は『SSC98』。
 いろいろな人から『SSC』の98版はまだですか?と、聞かれていたわりには2本しか売れず。他には新作はないため、ACTIVE GAMERS結成後、至上最低記録を更新。交通費のいらない名古屋で赤字になっては、ACTIVE GAMERSもこれまでか‥‥と思わざるをえない。


1993年07月18日

名古屋パソケット27

 売り子はNT−3。新作は98久々の音楽集『Juvenilias vs 夜明けのメリーゴーランド』。そして、夏発売予定の新作RPG『ウィンディーネ』のデモディスクをまたもやタダで30枚も配る。もはや、98でも音楽集は売れず。CG集に押されて、音楽集は衰退を辿るしかないのだろうか?


1993年08月16日

コミックマーケット44

 ついに、2年間開発してきた大作RPG『ウィンディーネ』発売!
 売り子はNT−3。『ウィンディーネ』は1時半で40本完売という快挙!バンザーイ!!!まだ88は死んではいなかった!!さすがに今までの赤字をすべて返済!とまではいかなかったが、とってもイイ線までいった!この調子なら次のイベントで赤字完全返済。そして、1年半ぶりのギャラ!も夢ではない。スタッフは心踊らせ、足どり軽やかに晴海を後にした‥‥。


1993年08月22日

パソケット晴海夏まつり

 2週続けての晴海。売り子はNT−3。新作はなし。
 まっ、まさか!!『ウィンディーネ』総販売数9本!!そんな。そんなバカなっ!!まさかの惨敗!!ギャラどころか赤字生活へ逆戻り。
 9ヶ月ぶりの東京パソケ参加だったが、東京の88は死んでいた。ユーザーもサークルも全然いない。しかも、コミケのあとで、客入りがとてつもなく悪い。オワった。東京復活宣言したその日に惨敗。
 もうダメだ。超自信作の『ウィンディーネ』が売れなかったら、我々が同人やっている意味なんて何もない。ちょうど88も衰退したことだし、ACTIVE GAMERSも88といっしょに消えてしまうほうが美しいのか?次の名古屋、大阪でその結論を出したいと思うが、需要のないものを供給してもしかたないのか?88ユーザーはもういないのか?ACTIVE GAMERS結成3周年にあたるこのパソケで、初めて解散の予感がした‥‥。


1993年09月15日

名古屋パソケット28

 売り子はNT−3。新作は無し。しかし、『ウィンディーネ』名古屋初売りである。デモディスクを30枚もタダ配りした成果はあるのか?
 ‥‥なかった。
 やはり、パソケでは『ウィンディーネ』は売れない。デモディスクを配り、この日は88を持ってデモまでしたが10本売れたのみ‥‥。 もう、ダメか‥‥。売れない理由をまとめてみると、まず、88である。そして、マトモなソフトである。パワー入りまくりの超大作である‥‥ということなのだろう。つまりその反対に、98で1時間で作れそうなクソゲーに、とびっきりキレイでHなグラフィックを数枚入れたお気軽ゲー‥‥のほうが売れる、ということになる。あんなナメきったクソゲーで1000円、1500円取るサークルがあると、ほんとに腹が立ちます。マジメにやっているウチらはなんなんだ、と。 でもまあ、みんながそういうのを求めてるんならしかたないわな。


1993年09月26日

大阪パソケット25

 売り子はNT−3。新作はなし。『ウィンディーネ』大阪初売り。
 やっぱり、『ウィンディーネ』はパソケでは売れない。東京に毛がはえた程度だったが赤字にはならないところが大阪の強み。
 ちなみに、大阪へはどうやって行くかというと、新幹線で往復!とできればいいのだが、そんなことをしては大赤字である。ここは当然「近鉄」を利用します。行きはよいよい!近鉄米野駅を7時44分発。名古屋へ出て8時発のアーバンライナー(ノンストップ特急)でいっきに難波へ!10時05分。府立体育会館へGo!!めでたし、めで
たし‥‥。旅費は3660円である。しかぁし、問題は帰りである。帰りもアーバンライナーでGo!できれば余裕なのだが、弱小サークルのためケチらなくてはと、特急券を買い惜しみ!そうすると、難波〜米野間が2020円になるのだ!でも、当然特急には乗れません。急行以下を乗りついで行くしかないんですね。ここからドラマが始まる(笑)。まずは難波から上本町へ移動します。そこで大阪線に乗り換えるわけですが、15時15分発の宇治山田行きの急行に乗れればよい。乗れればとりあえず中川までは行ける。行けるのである。しかぁし、この日、上本町のホームに着いたのは15時17分!ガーン!!!!計画が狂った!!これでは、悲劇の「青山物語」が始まってしまう!!始まってしまいました‥。でも、その青山町行きの急行が出るのは15時40分。ヒマだ。ということで、どうせ途中で青山町行きに追いつかれることがわかっていたけど、そこにあった名張行きの準急に乗る。とりあえず乗る。ガッタンゴットン、結局、五位堂で追いついた青山町行きに乗り換え、いつもの青山町で降ろされる。いやぁ、いいねぇこの駅。ホームのすぐ前から田畑が広がってのどかでさぁ。しかも、この駅は1時間に2本しか電車が来ないという快挙!なんで終点なんだろ。不思議だ‥‥。ヒマなんで持ってたパンを食べてボーとしながら電車を待つ。すると、しばらくして中川行きの普通列車が来る。んで乗る。幾多の修羅場?を乗り越え、やっと中川へ着く。ようやく名古屋行きの急行に乗って一段落。あとは弥富なり名古屋なりで普通に乗り換えて、我らが米野へ到着。約4時間半の旅である。宇治山田行きの急行に乗れていれば4時間になったのに‥‥。しかし、行きは2時間で帰りは4時間半。1500円の特急券、恐るべしっ!ぐわっ‥‥。
 良い子はマネしないでね‥‥。


1993年10月11日

名古屋一宮パソケット1

 売り子はNT−3。新作は無し。と、ある事情で名古屋に来ていた電脳科学研究所のBERO氏といっしょに行く。
 しかし、このパソケのネーミングは極悪だ。ちなみに「一宮」とは、名古屋駅からJR東海道線で4区間のところにある「一宮市」のことだ。名古屋と関係ないばかりか、名古屋市と同じ立場の立派な「市」である。まさにこのネーミングは陰謀としか思えない‥‥。で、状況はどうかというと、参加サークル6つ。みごとにパソケットの陰謀は崩れ去ったのでした(笑)。
 この日はさすがに準備の段取りが良かったのか、パソケットとしては異例の10時50分開場となった。しかし、某氏が吐いた「本来の開場時間(11時)には、もう終わってたりして‥‥。」という心無い、しかし猛烈に的を射ているセリフは、「来るんじゃなかった」と思う全参加者の共感をおおいに得ていたといえよう‥‥(ほんとか?)
 一宮に「2」はない。すべての人が持った、率直な感想である。


1993年10月24日

大阪パソケット26

 売り子はNT−3。新作は、恐怖の赤字100円ディスク『EXTRA DISK 3』。
 まあ、赤字でもなく、それでいて利益が出たわけでもなく、無難にすんでしまったパソケである。しかし、帰りは時間の都合で、あの「青山物語」に直面してしまう!でも、今回は1時間早く上本町を出ていたので、奇跡の臨時列車、急行名古屋行きに出会う。おおぉ!ラッキー、ということで、前回ほどの地獄はなかったなぁ・・・。そういやぁ、この日はF1があったらしく、平田町方面への乗換え駅の伊勢若松はえらい混んでいたなぁ。もっとも、榛原から乗っている私にとっては関係ないことである。ご愁傷さま・・・。


1993年10月31日

パソケット34

 約1年ぶりの東京文具共和会館だ・・・。売り子はNT−3。新作は無し。
 8月の晴海パソケはコミケの直後ということだから惨敗した!そうに違いない!と、勝手に判断しての強行参加だった。半分、いや、9割ほど赤字覚悟だったことに変わりはない。
 ・・・しかし!意外にも好調だったのだ!!一般参加者のパワーは確実に落ちてきていると言えようが、88用ソフトが飛ぶように・・・、まではいかなくても、地面すれすれの低空飛行くらいまではいっていた!でも、利益が出るほどは売れていません。もう、プラマイゼロで赤字にならなかっただけで「好調」と言ってしまえる現状が悲しくもありますが・・・。まあ、とにかくこれで、1年半ぶりに赤字ではない東京パソケが出たのである・・・あー、むなし。東京パソケでも黒字になっていた2年ほど前は、どういう売れかたをしていたのかわからなくなってしまいました・・・。


1993年11月03日

名古屋パソケット29

 売り子はNT−3、新作はなし。
 やっぱ、祝日のパソケはいかん!一般参加者が少ない。さらに、3日前に東京があったばかりなのか、サークルもいつもの半分しかいない。実に無気力なパソケだった。でも、さすがは名古屋!赤字にはならなかった。


1993年11月23日

大阪パソケット27

 売り子はNT−3、新作なし。無謀の3ヶ月連続の大阪パソケ参加である。
 ・・・死んだ。当然である。大阪初売りの作品がひとつもなく、最新作は100円。これで赤字にならなければ奇跡だ!ウィンディーネが5本売れれば・・・、の考えは甘く、たった2本売れたのみ。
 すっかりおなじみとなった、行きは近鉄特急、帰りは急行乗り継ぎというパターンは絶好調?で、無事、宇治山田行きの急行にも乗れ、低価格の旅費となっていたが赤字だった・・・。はうぅ。


1993年12月05日

名古屋パソケット30

 売り子はNT−3、新作はなし。
 もう、88だけじゃあダメなんだな・・・。88のソフト売ってるところはウチだけだった。もう、ユーザーも88だけじゃ、パソケに来る気にもならないのだろう・・・。
 ウィンディーネも1本売れたのみで、88のソフトはほとんど出ていない。場所が名古屋なだけに赤字はまぬがれたが(名古屋で赤字になってはオシマイだな・・・あ、名古屋パソ26)、もう限界っていう感じですね。「名古屋の88はウチが守る!」とかパンフに書いておきながら、とても守りきれそうもないのが現状です・・・。あぁ、裏切ってしまいたい・・・。


1993年12月30日

コミックマーケット45

 落ちました(笑)。
 だけど、なぜかパンフだけ手に入ったので見ていると、おーおー、コンピュータのサークルが夏コミ以上に落とされてる!ま、コミケの抽選漏れが深刻になってきた今日、真っ先に外されるのはコンピュータだよなぁ・・・。
 で、ほんとは行かないつもりだったんだけど、直前になってソフトを置いてくれるサークルが見つかったので、なんとか参加することができました。OVERTUREのTHANさん、ありがとうございました(このカリは音楽で・・・)。
 このように他サークルのスペースだったので、ウィンディーネと夜明けのメリーゴーランドしか販売しませんでした。結果は・・・、なぜか赤字にはなりませんでした(さすがは全国規模のイベント)。
 いつもコミケには、時間と金の都合で新幹線は使えず、大垣発東京行きの夜行列車を使うんですが、毎回毎回、常識のない人が最低ひとりは乗っていて、イヤな思いをします。私は、タバコ等の麻薬類は大キライなので、列車に乗る時はいつも禁煙車を使います。今回の列車は全車両禁煙なので、安心安心・・・のハズなんですね、常識では・・・。だが、いついかなる場所にも非常識な人はいるのであった!そう禁煙車でタバコやるヤツがっ!!頭が悪すぎるよな!今どき、禁煙車でタバコやっていけないことなんて小学生、いや、幼稚園児だってわかるぞ!それがわからないほど頭の悪い大人がこの世にはいるものなのだ!なんであんなに頭が悪いんだ?信じられないぞ?!脳ミソあるのか?ホントに人間か?まあ、理由はわかるがな・・・。頭じゃわかっていても、タバコやらないと禁断症状が出てしまうんだろうね。麻薬って恐いよな!なに?タバコは麻薬じゃないだと?本気でそう思うのか?タバコだろうとコカインだろうとシンナーだろうと、ハッキリ言ってみんないっしょだ!毒素の濃薄はあろうが、同じだよな。シンナーとか吸ってるヤツは避難されて、タバコ吸ってるヤツは何も言われないなんていう世の中が間違ってるんだ。タバコをプカプカ吸ってるヤツがシンナー撃退とか言ってるのを見ると、ヘドが出ちまうぜ!
 まったく関係ありませんが、『ウィンディーネ』は、テクノポリス1993年11月号に掲載されました。ユーザーのみなさんは、こういった雑誌で紹介されると、山のような申込みがくると思っているようですが、世の中、そんなに甘くはないのですね。
 はっきり言って、『ウィンディーネ』は、1993年12月末現在、テクポリを見て申し込みしたと思われる通販は、11通です。11通ですよ!やってられませんね・・・。まあ、今どきの88ソフトならそんなものかな?


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