ウィンディーネの新しいサウンドトラック
ACTIVE GAMERS結成30周年記念作品

ウィンディーネ OPNA完全版
サウンドトラック

サウンドボードII

AGCA-0007
ウィンディーネ OPN版
サウンドトラック


AGCA-0008
ウィンディーネ PSG版
サウンドトラック


AGCA-0009
ジャケットイラスト:猿ともこ

 1993年、PC-88時代末期を駆け抜け、ソフトベンダーTAKERUでは88ソフトとして最後まで残ったPC-88最後のRPG『ウィンディーネ』。

ゲームは3種類の音源に対応しており、3枚のアルバムにそれぞれの音源バージョン全34曲を完全収録。

演奏には多連装音源システム『G.I.M.I.C』を使用し、オリジナルデータを作曲者が自らチューニングしてチップチューンに相応しい高音質で力強い収録を行いました。

なつかしくも新しいFM音源の演奏をお楽しみください。

2020年8月1日サービス開始
各種配信サービス
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OPNA完全版のリリースにあたって

 今回のリリースにあたって、1993年当時の音を再現する懐古主義ではなく、27年経った今、「そうそうこれ」と思って聴いてもらえるようにいくつかのことをしています。私はそれを「思い出は美化フィルター」と呼んでいます(笑)。
 いくつか挙げますと、まずはPC-88のゲーム内では曲データに使えるメモリが少なかったため泣く泣くフレーズを削ったりした曲がありましたが、今回は全曲元データ(MML)まで戻って確認と編集を行っています。例えば『阿漕の男、ゴード』(OPNA版)はゲーム内ではハイハットとPSGがメモリ不足で鳴っていなかったのを復活させていますが、こういう曲は何曲もあります。他には『悲しみに打ち拉がれて…』は私も忘れていたイントロがコメントアウトされているのを発見したので、せっかくなので復活させて収録しています(OPNA版のみ)。ミックスについてはMMLの段階でやり直した曲が多数あり、聴きやすくなっていると思います。あとは申し訳ないのですが音楽的にどうしても気になる部分を修正した曲もあります(「ホントはこうしたかったんだろ?27年前の俺!」みたいなものなのでお許し下さいね)。
 猿ともこさんのイラスト原画によるジャケットについてですが、OPNA版は以前リリースしたオリジナルサウンドトラックの新盤という位置づけになるため(旧盤は廃盤です)、猿ともこさんと相談した結果、旧盤を踏襲することになりました。


OPN版のリリースにあたって

 『ウィンディーネ』はPC-88のサウンドボード2に対応し、ADPCMフルサポートというのがウリでもあったため、どうしてもOPNA版のほうが主体になりがちです。それでも、曲を作るときはOPNA版から作った曲とOPN版から作った曲は半々ぐらいだったりします。OPN版から作った曲は、OPNA版を作るときにフレーズを追加したりするため、OPNA版を先に聞くとOPN版が重要なフレーズが抜けているように聞こえてしまう曲もあります。逆の場合は重要なパートはなんとか残そうとする心情?が働くためそのようには聞こえないのですが、パートの余裕がなくなってディレイ効果などがつけられず、サウンドとしては貧弱になりがちです。今回は全曲元データ(MML)まで戻って確認と編集を行っています。例えば『窮地に現る輝』はゲーム内では鳴っていなかったフレーズが追加されていますが、これはOPNA版だけにあったフレーズです。ミックスについてはMMLの段階でやり直した曲が多数あり、聴きやすくなっていると思います。
 OPN版のジャケットは猿ともこさんに描き下ろしていただきました。赤い雨傘が映えるレイニーなチェリーのイラストですね(関係ないかもしれませんが、この原稿の入稿日はひどい雨だったそうです)。


PSG版のリリースにあたって

 PC-88用のゲームがノーマル音源(OPN)とサウンドボード2(OPNA)に対応しているのはわかりますが、『ウィンディーネ』はなぜPSG版が作られたのでしょうか・・・。若気の至りと言ってしまえばそれまでなのですが、遊びで数曲作っているうちに、全曲作ってゲームに入れてしまえ、ということになりました(やはり若気の至り以外の何者でもありませんね)。
 PSG版は前述のとおり作る予定がなかったためスケジュール的には非常に厳しく、PSGをフルに活用して作れたかと言えば、悔いが残る曲もけっこうありました(すみません)。今回は全曲元データ(MML)まで戻って確認と編集を行い、3音として残す音の再検討や、PSGの演奏にふさわしいフレーズへの変更を行いました。ミックスについてはMMLの段階でやり直した曲が多数あり、聴きやすくなっていると思います。
 PSG版のジャケットも猿ともこさんに書き下ろしていただきました。PSGのシンプルさに合わせて?、シンプルでさわやかなチェリーのイラストですね。ジャケットの打ち合わせの時に、もしアルバムによって人物を変えるなら、OPNAがチェリーだからOPNはルーシス、そうするとPSGはまさかゴード??みたいな話しもありましたが、そうならなくてよかったです。


高音質化への取り組み

 FM音源が全盛だった頃のパソコンゲームのサントラは実機からそのまま録音しただけではなく、リバーブなどのエフェクト処理をして少しでも豪華なサウンドになるように編集したものが多かったと思います。
 『ウィンディーネ』のサントラも以前に1回制作しており、そのときは同じように全体にリバーブをかけて音を少しゴージャスにしたり、トータルコンプをかけてダイナミクスレンジを稼いだり(音の迫力が増す)していました。それはそれで良い面もあるのですが、実機の本当の音ではなくなっています。
 今回の演奏にはPC-88実機ではなく、多連装音源システム『G.I.M.I.C』のOPNAモジュールを使用しています。これはPC-88のサウンドボード2に載っていた音源と同じヤマハのYM2608で高品質な再生が出来る特殊なシステムです。その『G.I.M.I.C』の演奏を24bit96kHzのハイレゾでレコーディングし、余分なエフェクト処理はせず、濁りのない本当のFM音源の音をお届けすることができました。まさに実機を超えた実機の音だと思います。

 ただ、音源の特性から出るノイズは、これはもうノイズも含めて音源の音だと思いますので、そこはそのまま収録しています。PC-88実機でも出ますのでご了承下さい。


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