001.最初はマジメに音楽の話(1999/2/9)


 とりあえず、最初なんでマジメに音楽の話でもしますか。

 私は特にどこかのジャンルに特化しているとか、そういうのは全然なくて、ほとんどどのジャンルもそれなりに聞くという節操の無いヤツです。良く言えばオールマイティ、悪く言えはテキトーでしょうか。だから、ロックも聞けばクラシックも聞くし、レゲエも聞けば演歌も聞くのです(ホントか?)。

 それにしても、最近はグッとくる音楽が減ってきたような気がします。確かに、凝ってるなぁ、とか、この音がカッコイイねぇ、っていう曲はあるけど、なんというか、変な理屈抜きに惚れ込む曲には久しく出会っていないような気がする。最近は特に、工業製品というか、量産された(と思われる)曲が世の中に氾濫していて、一曲の重みが昔と比べて減ったと思う。もちろん、今ではすでにメガヒットといわれる曲は誕生しにくく、逆に誕生させようとすれば莫大な宣伝費をかけなければいけない時代なので、そんなことならそこそこの曲を量産したほうがいいというのは誰の目にも明らか。なんだかなぁ。

 そんな中、久々に理屈抜きにハマった曲がありました。CHEL(シェール)の『BELIEVE』。これはイイ。

 どう聞いてもMETROでしょ(笑)という曲ではあるが、なぜかグッとくるものがありました。ただ、理由はわかりません。説明できないからいいんだけどネ。確かに、どこか斬新かといえば違うし(失礼)、特別にスゴいと思うところもない。好きに理由はいらないとはこのことなんでしょうか(笑)。

 シェールのことはあまり知りませんが、もう52歳らしい。このジャケ写からはとてもそうは見えない。というか、年齢も性別も超越したスゴいもんを感じるかも。声もドスが効いていて、えてしてただのポップな曲に終わってしまいがちなこの曲にアクセントをつけています・・・、って、なんかしっくり来ない説明。

 やはり、音楽は言葉で説明できないから音楽だと思う。これ読んで興味が沸いた方はBELEIVEを聞いてみて下さい。ただ、あなたもグッとくるかどうかは保証しかねますが(笑)。


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