002.んぢゃ、まんがの話でも(1999/2/13)
最近はなんか、まんが読んでないよなぁ、いや、量だけなら相変わらず読んでると思う(それでも、月に単行本5〜6冊(雑誌は別)にまで落ち込んでるけど・・・落ち込んでるのか?)。
しかし、その大半が昔から続いている作品の延長(義務買い)と、デフォになっている作家の新刊が大半を占め、純粋に内容(もしくはインスピレーション)で買う作品が激減してしまった。
とはいえ、あいかわらずインスピ買い(書店で何か感じて知らない作品を突然買うこと・・・別名バクチ)もするし、感もそこそこ当たってはいる。が、うん、おもしろかった、いじょ。で終わってしまう作品が多くなったような気がする。
昔(といっても一年前くらいまで)は、暇になると古本屋を行脚してはコレと思った作品をまとめ買い(10冊くらいでセットになったヤツとかね)しては読むことを、だいたい月イチくらいのペースで行っていた(だから月に20〜30冊ずつ読んでいた)。もちろん、数打つからハズレもあったけど、逆に、まとめて買うからこそ出会った名作も多かった。そう考えると、今は良い作品に出会える機会が減っただけなのかもしれない。
メジャーどころはともかく、マイナーで良質の作品は、こちらから意識して探していないと見つからないものなので、受け身になっている今は向こうからやってくる作品にだけ出会うという状態になってしまっているかも。なにかオススメな作品があったら教えて下さいネ。
そんな中で、最近気になった作品は、えぬえけいの『RsR』(アールズレボリューション)。ちょっと前に「なかよし」に連載されていた作品で、昔からよくある学園内の問題を解決してまわる学園バスターズのような話だが、全生徒にパソコンが配布されていて、メールを使った手口などがある点が今風らしい。作風的には、この手の物語にありがちな、問題を推理する過程を見せる方式ではなく、問題の解決策はある程度あっさり流して、それを優雅に解決するプロセスを見せるところに重点を置いているので、進行がスピーディで気持ちよく読める(悩みながら読む作風もいいけどネ)。
まずはメンバー個人が抱えている問題を解決することから始まり(というより、問題を抱えた人がメンバーに選ばれた)、次第に他の生徒の問題を解決してまわるようになる・・・ようだが、そこで終わってしまったのが残念。もともと短期連載だったのか打ち切りだったのか、ラストは展開が急ぎがちな点も残念。とりあえず、次回作に期待というところです。
・・・あ、この文章をいきなり読んだ人は「なんだ?」と思うかもしれませんが、私のマンガの趣味(?)も音楽と一緒で、まったく節操がありません。上で言ったように、インスピ買いするから、特に何系(雑誌や出版社ね)とか、また、ジャンルとかも特化していません。格闘もんから推理もん、スポコンも少女まんがもなんでもござれです。
そしてまた、部屋にはマンガが溜まってゆく・・・。年末に300冊くらい処分(古本屋行き)したけど、全然減ったように見えないや(苦笑)。