022.がんばれ MADE IN JAPAN (2004/7/8)


  なんかめちゃめちゃ久しぶりのような・・・よく見たら前回から1年以上経ってるね。まっ、いっかー。へろへろと行こう!!

 なんか最近、わけあって一年の半分ぐらい海外にいたりするんですが、ふとしたことで、いろんなところに「MADE IN JAPAN」信仰があるというか、日本製ってけっこういいものだと見られているというか、たとえ中国製でも日本のメーカーだと「おぉ」と思われているというか、私がもっているものをすぐに日本製かどうか確かめたがる(笑)というか・・・まあ、そんなのがあるみたい。

 これがアメリカ人だったら「MADE IN USA」かどうかという話ではなくて、最近は日本で何か買うとき圧倒的に「MADE IN CHINA」が多いじゃない?ちょっと前まで中国製というと、安かろう悪かろう的なイメージがあったけど、今ではほとんどそんなこともなくなった。それもひとえに、現地に出張なり駐在してド苦労して指導にあたる方々の努力が実り・・・まあ、そうなんだけど、今回はそういう話でもない。

 競争の原理で、どこかが中国で作った安くていいものを売り出すと、やっぱりみんなそれに対抗していきます。それでどんどん安くていいものが出てくる。それはいいんだけど、それをやりそびれたところは次第に衰退していく・・・。でも、衰退しなくて「MADE IN JAPAN」のまま対抗しているところもある。もちろん、高級志向で高くていいもの路線じゃなくて、安い路線・・・最近、けっこうみかける。ホームセンターとかで中国製商品があふれる中に価格的にも肩を並べる日本製・・・。
 たまたまそれは弁当箱(笑)だったんだけど、買っちゃったね、日本製。安いよ。中国製といっしょだよ。「MADE IN JAPAN」だよ。

 ・・・でも、2日で壊れちゃいました・・・ああ、そんな・・・。
 中国製と日本製・・・まず、それを作る人の人件費が圧倒的に違う。材料費ももちろん違う。ただ、中国で作ると日本へ運ぶ運搬費がかかる。運搬費は日本で作った方が安いでしょう。製造機械・・・場合によっては日本から持って行かなきゃいけない・・・中国不利。でも、日本じゃ人件費高いから機械でやらなきゃやってられない作業も、中国では人件費の安い人をつれてきて人海戦術が出来たりする。場合によっては機械買うより人にやらせた方が安かったりする。
 そうすると、日本はどうする?たぶん、なるべく少ないコストで・・・材料の質や量を極限まで落としたり、行程を簡略化したり、自動化を極限まで進めたり・・・めちゃめちゃ高度な技術がそこにはあったと思う。でも、それを中国製品と同じ価格に出来るところまで推し進めるとどうなるか・・・その答えをこのお弁当箱に見たような気がした。

 いや、全然分野違うけど、思うものがあったのでそれだけ。

 ちなみに、そのお弁当箱は新しいのに取り替えてもらえました。さすが日本、こういうところはすばらしい。で、新しくなったお弁当箱は壊れるといやなんでまだ使ってません(をぃ)。


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