萌鉄'98 パート1
「京阪電気鉄道京津線、京津三条−御陵間跡を見る」
季節はずれ(?)の萌鉄ですが、仕事で京都へ行く機会があったので、帰りに昨年10月に廃止された京津線、京津三条−御陵間の廃線跡を探索することにしました。
廃止前の京津線、京津三条−御陵間は萌鉄'97パート5を参照。
2月20日、半年ぶりに三条京阪に来た。ここで地上に出ると京津三条の駅が・・・半年前まではあった。
今は・・・、まさしく解体工事の真っ最中。構内の線路はひっぺがされ、4面2線の真ん中の島式ホームは跡形もない。併用軌道へ入る直前にわずか2〜3メートルだけ線路が残っているのみで、全てが消え去るまであと数日という状態か。
併用軌道部分はすでに道路工事が完了していて線路は跡形もない。架線も撤去され、もうここに電車が走っていたという形跡はまったく見られない状態になっていた。
さて、半年前に電車で通ったルートと同じルートを走るバスに乗る。が、やはり、ただの道路を走るバスでしかない。道路の真ん中の舗装が新しいというだけで、知らなければここに電車が走っていたとは想像もつかない状態。わずか半年でここまで何も無くなるのか。
しかし、蹴上を過ぎたところから入る専用軌道部分はまだ道路とは分離された状態のままで、工事たけなわ。もちろん線路はなく、赤土まる出し状態ではあるが。ここも知らなければ道路拡張工事かなんかしている・・・程度にしか見えないほど面影はない。旧九条山駅のところに遮断機もついている踏切跡が残っていたが、これもあと数日で消えよう。
そうこうしているうちに日ノ岡に到着。バスを降りる。
ここも完全に消滅していた。安全地帯型(笑)ホームがあった位置を確認するのがむずかしいほど。待合室があった部分は完全に更地になり、柵がされていた。
そのまま旧御陵駅まで歩く。
旧御陵駅跡もまったくの更地になっていた。工事用の柵で覆われている。もう、ホントに何もない。
想像以上の変化ぶりに愕然としたまま、新しい御陵駅から新規開業区間を味わいながら帰路に着く。
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